【茨木市】登下校中の小学生女児に対して強制わいせつ容疑などで茨木市に住む男性が大阪府警に逮捕されました。犯人は過去にも逮捕歴があったようです。
繰り返す女児への性犯罪…強制わいせつ容疑などで男が逮捕
今年1月、登下校中の小学生女児の体を触ったとして、強制わいせつ容疑などで茨木市に住む男性が大阪府警に逮捕されました。男は取り調べで「女性に性的被害を与えて精神面で傷つけたかった」と供述していることが分かりました。
逮捕されたのは大阪府茨木市高田町に住む無職の男性(31)。
過去にも逮捕歴があり、平成27年10月に少女への強制わいせつ罪などで実刑判決を受け、約4年間服役。一昨年7月に仮出所し、刑期満了となっていました。出所後は奈良県にある父親のマンションを住所としていましたが、すぐに実家のある茨木市へ移動していたようです。
大阪府には「大阪府子どもを性犯罪から守る条例」があります
大阪府には「大阪府子どもを性犯罪から守る条例」があります。“未成年者(18歳未満)に対する性犯罪の受刑者は、刑期満了後5年以内に大阪府内に住む場合は、住所や氏名、連絡先などを府に届け出ること”が義務付けられており、違反者は5万円以下の過料が科せられます。
現在この条例は大阪府独自のもので、加害者の男性はこれを避けるため条例のない奈良県へ住所を登録したと考えられています。
吉村府知事は、この条例を全国に適用すべきと国に出所者情報の提供を求めていますが、国は現在拒否の姿勢を示しているとのこと。
「加害者の社会復帰支援が大切!」との声が必ず出る。本条例はそれを行うのも目的の一つ。これまで本条例に基づき、173人が住所届出、1120回の社会復帰支援(カウンセリング)実施。問題の本質は、個人のプライバシーか社会の安全か。どちらに軸足を置くか。賛否両論は避けられないが、国会で法制定を。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) March 15, 2021
被害者の女の子に心の傷が残らないことを祈ります。また今後一つでも多くの性犯罪がなくなることを願っています。街で不審者を見かけたら、通報しましょう。