【茨木市】湛水直前「安威川ダム湖底見学ツアー」へ行ってきた!ー安威川ダムについて学ぼうー

安威川ダム湖底見学ツアーに当選

ツアーパンフ

現在工事中の「安威川ダム」。

まもなく湛水が開始されるということで、その前に湖底を歩ける特別ツアーが企画されました。

湛水されると二度と見られないレアな景色とあって、応募者多数の中、運よく当選!

GWに参加してきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

 

ツアーが開催されたのは2022年5月4日。

茨木市役所前から観光バスに乗って出発!市役所からダムまで車で約30分です。

ツアーの内容は、
・湖底をウォーキング
・石ころアートのワークショップ
・話題の「ダムカレー」を味わう

というもの。

ユニクロ倉庫の向かい

ダムの場所は、彩都にある「UNIQLO西日本EC倉庫」の道路向かいあたり。

安威川ダム入口

バスを降りてから受付をしたらひたすら山道を歩いて会場を目指します。

山道を歩いて

本当に天気の良い日でした

しばらく山を登ると会場に到着。そこにはたくさんのスタッフやボランティアさんがいて、多くの方の協力を得てツアーが成り立っているんだなぁと実感。

応援団長と観光大使

「次なる茨木カラー」の黄色が映えてます!

ツアーの司会は、茨木市観光大使と応援団長のお2人!

そして大阪府の方からダムの説明がありました。(ダムは大阪府が建設しています)

 

安威川ダムって何のためのもの?

安威川ダム計画は、昭和42年7月の北摂豪雨災害をきっかけに始まりました。

当時は死傷者が61名も出て、多くの家屋が浸水被害を受けたといいます。

そこから大阪府が事業主体となって、洪水調節や下流河川の流水の機能維持や環境改善のための治水ダムとして計画が進み、50年以上の時を経て今完成を目前にしています。

ダム建設のエリアにはもともと住居がいくつかあって、その方々の協力あってこそダムを作ることができたのだ、とおっしゃっていました。

 

まずはお楽しみ企画からスタート

石ころアート

石ころアート

ダム盛立に使用した石と同じ石にそれぞれメッセージを書きました。好きなイラストやダムへのメッセージ、今日の日付などなど、皆さんそれぞれ自由に書かれていました。

 

いざ、湖底へ!

会場から少し下ったすぐのところがダムの湖底でした。

またまたウォーキング

湖底

「湛水したら2度と見られない景色ですよ!」とスタッフさん。

バス停

府道「茨木亀岡線」の道路標識が。ここに住居があった証拠ですね。

地上文字

ありがとうの文字

先ほどのワークショップで作った石を持ってきて、ダムとこの土地に関わっていたすべての方へ向けて地上文字「ありがとう」を作りました。

周りを見渡すと、石、石、石ばかりです。

湖底からの景色

右岸

湖底からの景色

左岸

湖底からの景色

左岸

安威川ダムは中心に粘土でコアを作り、外部に岩を積み上げて作る「ロックフィルダム」という工法で作られています。最近はコンクリートではなくこうした仕組みが多いそう。要するに最新式ってことですね。

湖底からの景色

上にかかっている橋のようなものは道路で「道路からダムを見ることができますよ」と聞いてびっくり。湛水後はここも圧巻の景色になりそうです。

パノラマ写真を撮ってみました↓

パノラマ

なかなか写真で全体像を伝えるのは難しいので、「安威川ニュース」という新聞から全体図をご紹介します。

完成図

(安威川ニュースより)

完成図

(安威川ニュースより)

完成図イラスト

(安威川ニュースより)

現在はダム本体である堤体盛立が完成した状態で、今後はまず「試験湛水」がおこなわれ、問題なければ本格的に運用が始まります。

さらに、ゆくゆくはダムの両岸をつなぐ「吊り橋」の整備など、周辺の賑わいづくりとしてさまざまなアクティビティが想定されています。

最後はダムカレーを食べて終了

安威川ダムカレー

ご飯を堤防に、カレーを水に見立てたダムカレー!茨木市内のいろんなお店で食べることができるのをご存知でしょうか?

今回は、雁飯店の水餃子付きをいただきました。

ダムカード

お土産に「安威川ダムカード」をいただきました。これは建設中Ver.3.0のものですが、他にもバージョンがあるんだとか。

 

安威川ダムについてもっと知るには

ダム湖底見学ツアーは1回きりですが、ダムが実際に見られる広場や情報センターがあります↓

・安威川ダム展望広場

住所:茨木市大字大門寺97大門寺北側高台ゾーン
開放時間:毎日9:00~16:00

・安威川ダム情報交流センター

住所:茨木市大住町8-11 茨木保健所5階
開館時間:平日10:00~16:00※新型コロナの影響で臨時休館中

※安威川ダム建設現場にあった資料館は閉館しています

情報交流センターには模型やダムができる以前の写真などがあり、とても興味深いですよ!

 

街を守るダムとして、山と市街地をつなぐ拠点として、安威川ダムは今後茨木市にとって大きな資産になっていくんだなと感じました。

今回ツアーを企画してくださった茨木市観光協会をはじめ関係者・ボランティアのみなさん、貴重な体験をありがとうございました!

完成間近の安威川ダム、ぜひ見に行ってみてくださいね。

2022/05/12 12:00 2022/05/12 18:08
kinoko

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