【茨木市】「おにクル」内部取材!なにがすごいの?どう便利なの?見どころをご紹介
先日「おにクル」の内覧会に参加してきました。
一通り中を見せていただいた感想は・・・
とにかくすごい!
本当に市の公共施設なの?という充実ぶりに、茨木市の本気度を感じました。
内覧会の冒頭で市長さんもおっしゃってましたが、
「市民活動の最先端が詰まった日本一の場所になるかも」
それくらい、今までにない公共施設です。
地上7階建てで、各階にホールや図書館、市民活動センター、子育て支援などが入っています。
プリツカー建築賞の受賞経歴もある日本が誇る建築家・伊東豊雄氏設計。
建築とランドスケープが融合した「立体的な公園」をイメージした建物は、7階の床を貫く「縦の道」が特徴。
各階にどんなものがあるのかも気になるかと思いますが、今回は実際に足を運んで感じた「おにクル」の魅力をピックアップしてご紹介したいと思います!
ここがすごい①市民みんなが使える施設
実は、「おにクル」って子育て世帯がメインに利用できる施設なんじゃないの?
と思っていませんか?しかし・・・まったくそんなことありませんでした!
子どもがいなくても、一人でも、グループでも、学生さんでも!
すべての市民が主役の施設です。
まず玄関を入ってすぐ目に入る場所にあるのが、おにクルの花形となるホールの一つ。
玄関を入って本当にすぐの場所にあるんですが、すぐに違和感を感じました。「あれ、壁がない?!」
そう、このきたしんホールは平土間型という、珍しい形のホールなんです。
壁が開閉可能になっていて、エントランスと一体的なイベントが演出できるんだそう!
早速登場した最先端な空間に「へぇ~」という驚きの声がもれました。
すぐ近くには調理実習室が用意されていて、マルシェなどで利用しやすいように設計されています。有料で一般利用可能ですので、小さなイベントでも◎
これからここで様々なイベントが開催されることでしょう。
↓早速決まっているイベントはこちら↓
そして、もう一つあるメインホールが、
コンピュータ・シミュレーションによる検証と音響コンサルタントとの連携による見やすく・優れた音響を備えた、非常にハイレベルな施設です。
壁の凹凸もきちんと音響を計算して設計されているそう!
また、観客席はどこから見ても舞台を近くに感じられる設計になっていて、「どの席もS席レベル」なんだとか!
早く実際のイベントを体感してみたいですね。
そして。
大ホールは規模の大きいイベント向けですが、7階には音楽をやっている人なら誰でも利用できる施設があります。
こちらは、一般利用可でバンドやダンスの練習をしている方におすすめ!
建物の北側がガラス張りになっていて、防音室特有の閉そく感がない、なんとも開放的な空間のスタジオが揃っています。
さらに、編集機材がそろった音響室もあって(かなり良い機材が揃っているそう!)、配信作業もできるとか。
もちろん予約すれば誰でも利用できるので、このフロアには学生さんがたくさん集まりそうな予感です。※有料です
そして今後は、市内の子育て支援がここ「おにクル」に集約されます↓
「茨木市民がワンストップで子育て支援を受けられる場所」ということで、これまで子ども医療センターで行われていた検診等もここで行われることになります。
相談スペースにまわりに小さいお子さんが遊べる広いスペースがあり、かなり魅力的な場所になっているのではないでしょうか。
絵本や遊具のほか、こちらの壁面はワンダーウォールといって・・・
壁面をタッチすると光が集まるようになっています!
「人や表現が出会う場所」というコンセプトの素敵な仕掛けです。
同フロアのえほん広場はクラウドファンディングで集められた1,000冊以上のえほんが集まる場所!テラスにつながっていて、外でも本が読めます。
また、有料ですが、子育て世帯向けにはこんな施設も登場します↓
本物の木を使った遊び場です。ボールプールにある丸い木は元茨木川緑地で伐採されたものが使われているそう!
利用料(1人1日)は、こども300円・保護者100円です。
おにクルは「2~7階の各フロアに関連がした本がおいてある」のも特徴なんですが、メインの図書館は5階・6階にあります。
施設内には本を読むためのイスや自習スペース(電源つき!)がたくさんあり、おしゃべりも許容されるゆるやかな雰囲気を造成した空間。
階段にもイスが!これは市民ワークショップから出た意見を反映したものだそうです。
もう少しひっそりとした空間で集中したいというときは・・・↓
がおすすめ。
パーソナルスペースは1時間200円、フリースペースは1時間100円で利用できます。
見晴らしがよすぎる空間です!
最上階にはほかに市民活動センターやプラネタリウム、屋上広場があります。
ここがすごい➁市民の声を反映&市民ゆかりのアーティストが集結
おにクルは「市民と一緒に育てる広場」がコンセプト。
これまでに100回以上のワークショップが開催され、2,000人以上の参加者があったそうです。
先ほど図書館の階段にイスがありましたが、あれも「あったらいいな」という市民の声が実際に反映されたもので、ほかにも・・・
ゴウダホールのリハーサル室は舞台とつながっていたり
和室の水屋をあえて一般的な台所式にしたり
「これはワークショップで出たアイデアで・・・」というエピソードがたくさんありました。
そして、おにクル内には茨木市ゆかりのアーティストがデザインしたものがたくさんあります!
さきほどのご紹介したこちらのワンダーウォールは、茨木市出身の美術家・映像作家、山城大督さんの作品。山城さんは京都芸術大学専任講師も務められています。
2階の「おはなしのいえ」は茨木市在住の画家・井上直久さんのデザイン。井上さんはジブリの背景画を手掛けられたことのある方なんですよ。
南側の外壁にあるこのアートは、茨木高校出身の彫刻家・名和晃平さんの作品で、見る角度や時刻の変化に合わせて色が変わります!夜が特にきれいなんだとか。
おにクルは「文化・子育ての複合施設」。こんな風に自然と芸術に触れられる場所があるのは茨木市の魅力ですよね。
他にもまだまだ伝えたい魅力があるんですが、長くなりすぎたので今回はここまで。
誰もが利用しやすい雰囲気と構造になっている、おにクル。
用がなくても入ってみたくなりますよね?
小さいお子さんから学生さんに大人まで、いろんな楽しさが詰まっています。
1階のカフェについても追ってご紹介したいと思います!
おにクルの場所はこちら↓
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